【3Dプリンター】旅行の相棒!アクションカメラ専用オリジナルケースの設計記

【3Dプリンター】旅行の相棒!アクションカメラ専用オリジナルケースの設計記 3Dプリンター

今度、旅行に行くことになりまして、思い切ってアクションカメラを買っちゃいました! 旅行の準備ってパッキングしている時が一番ワクワクするんですが、今回はそのワクワクをさらに高めるために、専用のケースを3Dプリンターで自作してみました。

まずは、完成品からお見せしますね。こちらです!

コンセプトは「これさえ持っていけば、現地で必要な道具がすべて揃うケース」。
右下の画像がこのケースに入っている内容物の全てです。

自分好みのギミックを詰め込んで大満足の仕上がりになったんですが、実はここに行き着くまでは結構な試練がありまして……。今回はその「紆余曲折の制作記録」です。

こだわりのギミック設計

開閉用の蝶番パーツ

せっかく作るので、ただの箱ではなくパカッと開く「開閉式」のケースにしたい。 そこでまず苦労したのが、箱を開け閉めするための「蝶番(ちょうつがい)」のような関節部分の設計です。

今回は、凸と凹の形状を別々のオブジェクトとしてモデリングして、スライサーソフト(BambuStudio)に取り込んでから、ちょうど凸凹が噛み合うようにソフト上で位置調整をする、という方法で実現してみました。

ロック機構

そしてもう一つ。カバンの中にポイッと入れた時に、勝手にパカッと開いて中身が散乱しないようにするロック機構も必要です。

上箱と下箱の合わせ目を、1つのパーツを横にスライドさせて覆うことでロックする仕組みを考えました。 ただ、このスライドパーツと噛み合わせる部品のサイズがピッタリすぎると、今度は固くてスライドできなくなっちゃうんですよね。なので、少し隙間(クリアランス)を多めにとりつつ、勝手にスライドしてしまわないように小さな「引っ掛け」を作ることで、絶妙なスライド感を実現しました。

印刷して発覚する「設計あるある」の罠

よし、設計完了!と意気揚々と印刷をスタートしたのですが……
ここからが腕の見せ所(というか試練)です。

実際に印刷してみると、画面上では気づかなかった不具合が次々と発覚しました。

  1. パーツ同士の干渉
  2. 痛恨の高さ計算ミス

パーツ同士の干渉

手持ち棒とカメラを接続する関節パーツと、ネジの位置をきっちり隣り合わせに設計しすぎたせいで、お互いが干渉してしまいケースに入らない!
これについてはネジ穴を関節パーツの間に移動することで解決しました。

痛恨の高さ計算ミス

関節パーツは全部で3つ持ち歩く予定なんですが、そのうちの1つだけ「少し長さが長い」ことをすっかり忘れていました。 印刷途中でふと様子を見ると、「あれ?これ一番長いパーツ、上箱の天井にぶつかって閉まらなくない?」と気づき……泣く泣く印刷を途中で止めることに。
これについては3つのうち1つの穴だけ穴の深さを深くすることで対応しました。
一つだけ深さが違うので入れる位置は固定されてしまいますが、そこは妥協しました。

画面上の3D空間だと完璧に見えても、物理的な現実世界に出力すると「あちゃー」となる。3Dプリンターあるあるですね。

苦労した分だけ愛着もひとしお

干渉する部分の配置を見直し、天井の高さを修正して……何度かのトライ&エラーを経て、冒頭でお見せした「全部入りケース」がようやく形になりました。

かなり苦戦しましたが、スライドロックもカチッと決まっていい仕事をしてくれていますし、何より自分で作ったものは愛着が湧きます。

あとはこれを持って出かけるだけ。市販品もいいですが、自分で試行錯誤して作った道具と一緒に旅に出るのは、いつも以上に楽しみな気がします。 しっかり動画も撮ってこようと思います!
当ブログの内容とは少しそれますが3Dプリンターで作成したものを実際に旅行で使用している制作物の実践編としてお届けできればと考えています。良ければお付き合いいただければ幸いです。

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